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赤玉のエッチング



暑い夏は酸味の効いたサッパリした食べ物が
美味しく感じられるものですが

ピサンキ作りも
何となくお酢をたくさん使う作業が
真夏には気持ちいい(?)ような・・・

と言うわけで、写真のような卵が出来ました。
このような技法をアシッド・エッチングと言います。


スーパーで赤茶色の卵をよく見かけますよね。
あの赤茶色の殻の表面を削っていくと
茶色が徐々に薄くなって行き、
終いには白になります。

アシッド・エッチングの技法ではこの特性を生かし、
お酢でたまごの殻を何段階かに分けて溶かして作ります。


・・・・と、文章で書くと難しそうですが
実際に体験してみると、とても面白いのです。

お酢に茶色い卵を浸けて、
しばらく(5〜10分くらい)してから歯ブラシで
卵の表面をこすると茶色の層が剥がれ、
薄茶色になります。
この作業を繰り返すたび、卵の色は(厚みも)どんどん薄くなり
やがて真っ白になります。



2017072400471786c.jpg

この作品は・・・もうちょっと薄い色にしたほうがよかったかも。
茶色の濃さの見極めが難しいんですよね。

引き続きエッチングの作品をいくつか
作ろうと思っています。
私の夏休みの自由研究ね。


過去のエッチングの記事はこちらにも;
赤卵→☆
グース→




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ドリャパンカとスクラッチの技法

20160822scratch1.jpg

ピサンキではなくドリャパンキ(ドゥリャパンキ?)に
チャレンジしてみました。

ピサンキがろうけつ染めの技法で作る卵であるのに対し、
ドリャパンキはナイフや針で引っ掻くように絵を描く卵です。
そのため、英語では scratched eggと呼ばれています。


ドリャパンキというのはウクライナでの呼び名ですが、
この技法はポーランド、チェコ、リトアニアなどでも
よく見られる技法です。




作り方は、卵を先に染めてから、
このようなカッターやニードルで
ガリガリと描いていきます。
20160822scratch3.jpg


写真の道具は下から:
・針ニードル・・・版画用のニードルです。世界堂で¥58でした。
私は今ひとつ使いこなせませんでしたが、砥石で研ぐと使いやすいそうです。

・ダイソーミニカッター:刃の幅が4mmと小さく、非常に使いやすいです。
刃の付け替えは出来ないので、使い捨てになります。

・グラスリッツェン用のビットホルダー:シャープペンのような軸にドレメルの
ビットを入れて使います。

・NT デザインナイフ(D-400P):大手国産カッターメーカーNTの
デザインナイフです。
刃の幅は4mmで、角度は30°と45°の2種類あります。



初めて作ってみた感想としては

手首が痛い・・です。
腱鞘炎になりそう。

ので、早々にギブアップ致しました。
写真ではごまかしていますが・・・実は
卵の半分しか絵を入れていません。



ちなみにサイドはこんな感じ。
20160822scratch2.jpg



ガリガリスクラッチした後に着色したら
どうなるのかな〜と思い実験してみました。
20160822scratch4.jpg
黒い染料が流れてしまうので、あまりじっくりと
染める事は出来ません。
白い部分に筆で染料を乗せ、すぐに拭き取るような感じで。

う〜ん。微妙。
絵が適当すぎるせいかしら。






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ドロップ・アンド・プルの技法で作る、レムコ・スタイルのピサンキ

201604lemko.jpg

写真差し替えてみました。
う〜ん・・何かが足りない。 また近々差し替えるかも・・。




ウクライナの西の山岳地帯に
レムコと呼ばれる少数民族がいます。
ちょうどウクライナ、ポーランド、スロバキアに
またがっている地域なので、ポーランドやスロバキアの少数民族
とも言えますね。

で、そのレムコ風のピサンキを再現したのが上の写真です。
「しずく型」と「点」のみを組み合わせたデザインに
なっているのがわかりますでしょうか?

これまで紹介して来たピサンキは、キスカというペンのような
道具にミツロウを入れて線を描いていました。
ところが、このレムコのピサンキはキスカを
使わないのです。
代わりにピンのようなものを使います。

ピンって・・・!?
口で説明するより、動画で見たほうが早いですね。
こんな感じです。

線が綺麗だこと・・私のとえらい違いだわ。


ミツロウのしずくをポタっとたらして、
シュっと引っ張って描くことから、英語では
この技法をドロップ・アンド・プルと呼びます。

ウクライナでは卵を装飾する技法別に呼び名が
ありますが、この卵に関してはピサンキと同じグルーピングです。
レムコ柄の「ピサンキ」として認識されていて、
伝統的なピサンキを紹介する本にもちゃんと
取り上げられています。


この技法は東欧で広く普及しており、
特にチェコ、スロバキア、リトアニアなどに
素晴らしい作品が多いです。

これはリトアニアの本。
201603lithuaniabook.jpg



こちらはリトアニアの動画ではないかと・・?




以上、ドロップ&プルの技法で作る、Lemkoスタイルの
ピサンキのお話でした。


余談ですが、アメリカのポップアートの巨匠、
アンディ・ウォーホルはレムコだってご存知でした?
正確には彼の両親がレムコで、スロバキアからの
移民だったそうです。・・ネット情報ですが。
(アンディ自身はアメリカ生まれ)


次回は、ドロップ&プルでピサンキを作る際、
私が実際に使っている道具をお見せしますね。
日本で手に入る道具ばかりです。 
ダイソー・・使えます。



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ガチョウの卵のエッチング

201509goose4_20150921141711edf.jpg


前回の記事でお話ししたエッチングの技法ですが・・・
今回はニワトリの卵ではなく、ガチョウの卵で作ってみました。

ガチョウの卵は、ニワトリと比べて殻が厚いため、
長時間お酢に浸けて、くっきりとした凹凸をつけることが出来ます。
まるで彫刻を施したようにな仕上がりになり、
これぞエッチングの醍醐味と言った感じです。


実はエッチングは絵のヘタクソさが目立たない技法でもあります。
その割には高級感のある仕上がりになって、周りからほめられます♥️
絵に自信がない人や線が綺麗に描けない人にオススメです。
201509goose1.jpg


こんな感じでミツロウを乗せて・・・
201509goose2.jpg
普通のピサンキより太くしっかり目に線を書きます。
線が細いと、エッチングの過程でミツロウが取れてしまうことがあるからです。


ミツロウを落として出来上がり〜。
201509goose3_201509211417092fe.jpg


今回は、酸度5%のお酢に三時間半浸けました。
次はもう少し酸度の高い液体を使おうかな・・・三時間半は長すぎます。


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エッチングの技法を使った卵

201509madeira.jpg

ご無沙汰しております。一ヶ月ぶりの更新となってしまいました。

本日はちょっぴり変わった卵をご紹介します。
茶色の卵(赤玉)を使って作りました。
写真の中の濃い茶色の部分が卵の地の色です。


「エッチング」と言う言葉をご存知でしょうか。
金属の板を薬品で腐食させ、凹凸をつけて版画にする・・あれです。

写真の卵もお酢に浸けて、じわじわ溶かしながら柄を作ります。
この技法をアシッド・エッチング(acid etching)と言います。

201509madeira2.jpg

茶色い卵の殻は、お酢に腐食され徐々に表面が溶けていき、
茶色→ベージュ→肌色→白・・と色が薄くなります。
お酢に浸けっぱなしにしておくと、殻の厚みも薄くなり、穴があき、
やがてはすっかり溶けてなくなってしまいます。
(これ、お子さんの自由研究に良さそうですね)


以前ご紹介したピサンキでは黄色、緑、赤など様々な
色の染料で染めて作りましたね。
今回は染料の代わりに、卵の殻の茶色、ベージュ、肌色、白
の色を利用して作ります。

残したい色をいつもと同じミツロウとキスカで
保護しながら、絵を描くのです。


写真の卵は、赤い染料も併用していますが(レースっぽさを出すため)、
染料をいっさい使わない、よりナチュラルな作品も
良く見かけます。

華やかの色のピサンキもいいけれど、
こういうナチュラルな色の卵も、家の木の家具と
とっても相性が良くて、実際に飾ってみると
とても素敵です。


もっとちゃんとした「エッチングのピサンキ」を見たい方は→
(白いガチョウやダチョウの卵のエッチングがすごく素敵なんです〜!!)



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ピサンキの作り方(基本)

「ピサンキはろうけつ染めの技法で作られています」
・・と言われても、たいていの人は「??」だと思います。

そこで、超基本的なピサンキの作り方を説明してみたいと思います。


今回はこの(幼稚園児のお絵描きの)ようなお花の卵で説明しますね。
わかりやすいので。
手順1
それではスタート!



1. 卵に鉛筆で下書きをする
手順2




2. デザインの中の白い部分(今回はお花と葉っぱの輪郭)をミツロウとキスカで描く。
手順5

どうやって描くのかと言うと、ロウソクの炎でキスカをあぶって熱くし・・・
手順3
キスカの上の空いている部分でミツロウをすくって入れます。
手順4
ロウソクでキスカを何度もあぶりながら描きます。




3. 次に卵の穴をミツロウでふさぎます。染料が中に入らないようにするためです。
  (卵の内側に水分があると、染まりにくくなります)
手順6



4. 黄色い染料に卵を入れて染めます。
手順7

先ほど描いたお花の輪郭部分は、ミツロウで保護されていたので、
黄色に染まらず、白のままです。
手順8
        
 今度は、黄色く残したい部分を描いていきます。
 (お花の中央部分と、背景の水玉模様)
 手順9




5. 緑の染料に入れて染めます。
先ほどミツロウで描いた部分は染まりません。
手順10

緑の部分(葉っぱ)をミツロウで塗りつぶします。
手順11



6. 次に赤い染料に入れて染めます。赤の方が緑より強いので、重ね染めをしてもしっかり染まります。
手順12

赤い花びらと、背景の水玉の外側を塗ります。
手順13



7. いよいよファイナルカラーである黒の染料に入れます。
手順14

ミツロウで描いたり塗ったりしていない部分が全部黒になりました。
手順15



8. 仕上げです。ミツロウをはがしていきます。
  ロウソクの炎に卵を近づけると、熱でミツロウが溶けるので、
  それをティッシュでふきとります。
手順16

左側半分がミツロウを拭き取った状態です。
手順17

出来上がり〜。
手順18final


ピサンキの基本的な作り方は以上です。
・・写真が多くて疲れたわ。

染める順序は「弱い色から強い色へ」・・なわけですが、
「じゃあ水色とピンクだったらどっちが強い色?」と迷ったり、
「黄色のあとにターコイスブルーに染めたら、緑になっちゃった!!」
的なトラブルは尽きません。

その辺の対処法はまたいずれ。


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Author:Ms. Humpty

ウクライナのピサンキを紹介しています


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